科学史研究No.276 第Ⅲ期第54巻 2016年1月号

by admin | 2月 7th, 2016

特集 近現代の気象学における観測とシミュレーション】
科学史から見た近現代の気象学――導入に代えて――   有 賀 暢 迪 284-286
明治初期日本に導入されたスミソニアン気象観測法   財 部 香 枝 287-301
帝国日本の気象観測網拡大と梅雨研究    宮 川 卓 也 302-313
台風の数値予報の始まり、あるいは黎明期の計算気象学における問題意識の連鎖
    有 賀 暢 迪 314-326
地球温暖化に関する認識は原因から結果に向かう思考によって発達した増 田 耕 一327-339
【小特集 渋川春海没後300周年:渋川春海研究の新展開に向けて】
本特集の趣旨    中 村 士・吉 田 忠 340
渋川春海研究小史    吉 田   忠 341-349
『貞享暦』と『授時暦』に用いられた「沖之之法」   城 地   茂 349-354
渋川春海の星座研究――天文占との関係を中心に――   嘉 数 次 人 354-362
澁川春海の仙台藩学統について    川和田 晶 子 362-372
渋川家天文方と渋川関係文書    中 村 士・伊 藤 節 子 372-385

【書評・紹介】
市原敬子、鷹見本雄監修『泉石と雪の殿様―鷹見泉石ガイドブック』(矢島道子)  386
諏訪兼位『地球科学の開拓者たち-幕末から東日本大地震まで』(山田俊弘)    387
高瀬正仁『高木貞治ー近代日本数学の父』/高瀬正仁『高城貞治とその時代ー西欧近代の数学と日本』(猪野修治)390
若月剛史『戦前日本の政党内閣と官僚制』(大淀昇一)              393
板倉聖宣監修『事典日本の科学者ー科学技術を築いた5000人』(多久和俊明)   397
村主幸一『シェイクスピアと身体ー危機的ローマの舞台化』/Sara Read,Menstruation and the Female Body in Early Modern England (北村紗衣)  400
Colin Jones,The Smile Revolution in Eighteenth Century Paris (鈴木晃仁)   401
Stefan Mueller-Wille and Hans Joerg Rheinberger, A Cultural History of Heredity(松永俊男)  405
岩淵輝『生命(ゼーレ)の哲学ー知の巨人フェヒナーの数奇な生涯』(溝口元)     406
佐藤靖『NASA-宇宙開発の60年』(平瀬貴志)                   409
第9回 日本科学史学会賞                             412

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